近年の男性化粧品市場がどんどん拡大していていることからもわかるとおり、肌に気を使う男性はどんどん増加しています。
しかし、本当に男でもスキンケアは必要なのか疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで今回は、男性にスキンケアが必要な理由や必要なアイテムを中心にご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
✔️本記事の信頼性
- 日本化粧品検定1級
(1ヶ月足らずの勉強で一発合格)
- 大学特待生合格
(入試成績9割超え、塾講師歴2年以上)
- 超絶ニキビ肌から劇的回復させた経歴を持つ
(多岐にわたる化粧品・皮膚科を渡り歩いた)
- 2年以上の医療脱毛経験
(2年以上にわたり、計8回の脱毛を経験)
現役大学3年生。高校3年間をニキビで台無しにしたが、正しい肌知識を元に必死で奮闘した結果、1年で人から褒められるまでに回復させた経歴を持つ。
「メンズ美容を当たり前に。」をコンセプトにノウハウ発信中。
男性にスキンケアが必要な理由
まだまだスキンケアをしている男性は全体の半分ほどしかいませんが、そもそも男性の肌が強いわけではありません。
ここでは、男性でもスキンケアが必要な理由について、3つのポイントでご紹介します。
1. 女性の肌よりも不利な条件が多すぎる
そもそも、多くの方が「男の肌は女性の肌より強い」と勘違いしています。
しかし、女性の肌と比べ、男性の肌の水分量は半分程しかない上に、皮脂の分泌量は約3倍にも及びます。
「日中になると肌のテカリが気になる」
「髭を剃ると肌が荒れる」
といった悩みは、上記で述べた男性肌の特徴からくる「乾燥」が原因なのです。
2. 毎日の髭剃りでダメージ蓄積
多くの男性は毎日髭を剃ると思います。
髭を剃ると、肌の表面にある角質層に確実にダメージが蓄積されていきます。
角質層の厚さは約2㎜程しかなく、簡単に傷ついてしまうのです。
毎日の髭剃りで肌が傷ついたままにしていると、肌のバリア機能が低下し細菌の侵入を許してしまいかねません。
こうなると、肌荒れやニキビ、乾燥など、あらゆる肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
3. 7割以上の女性は男性の肌を気にしている
そもそも人間は、出会って3秒の第一印象がその後の関係性を左右すると言われていますが、ダイキン工業の調査によると、72%の女性が、男性の肌が気になると回答しています。
つまり、多くの女性は男性の肌を気にしており、これは初対面であればなおさらです。
最初の3秒で「勝つ」ためにも、スキンケアをしてモテ肌に保つことが重要となっていきます。
メンズスキンケアに必要な基本アイテム5選
男性のスキンケアでは、具体的にどのようなアイテムを使えば良いのでしょうか。
ここでは、5つのアイテムを抜粋してご紹介します。
1. 洗顔料
洗顔は、全スキンケアの中で最も重要といっても過言ではありません。
なぜなら、そもそも肌表面の汚れや皮脂汚れを落とさなければ、いかなるスキンケアも意味をなさないからです。
洗顔料には、石けんタイプや泡タイプ、チューブタイプなど多くの種類があります。
洗顔フォームと石けんに絞って、その特徴を以下にまとめていますので、ぜひご参考にしてみてください。
- 洗顔フォーム
:泡立ちがよく、さまざまな界面活性剤が使えるため、洗浄力を選ぶことができる。油分が多く含まれていれば、洗い上がりがしっとりする点も特徴です。 - 石けん
:基本的に洗浄力の強い界面活性剤が使われます。そのため、乾燥肌の人には少し洗浄力が強すぎるかもしれません。
2. 化粧水
洗顔をした後は、化粧水を使って肌に水分を補給していく必要があります。
男性の肌はただでさえ乾燥しやすい上に、洗顔をすると皮脂が洗い流され、一時的に肌のバリア機能が低下してしまいます。
そのため、化粧水を使い保湿をしなければ、せっかく洗顔をしたのに余計に肌トラブルを誘発してしまいかねません。
洗顔後はしっかりと保湿するようにしましょう。
以下に主な化粧水タイプをまとめてありますので、ご参考にしてみてください。
化粧水の種類 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
(柔軟)化粧水 | 一般的な化粧水です。 角層に水分を補給するため、みずみずしい肌を保ちます。 | 全ての肌質の方 |
収れん化粧水 | 保湿効果もありますが、毛穴の引き締め作用があり、皮脂の分泌を抑制してくれます。 アルコールの配合量が多く、さっぱりとした使用感が特徴的です。 | 特に脂性肌の方 部分的にテカリが気になる方 |
ふきとり化粧水 | クレンジング後に残った油分のふきとりや余分な角質をとる効果があります。 そのため、洗浄作用のある界面活性剤が配合されています。 | よく化粧をする方 古い角質を取り除きたい方 |
3. 美容液
美容液はスキンケアに慣れてきて余裕がある人向けのスキンケアアイテムです。
主な役割は、特定の肌悩みにアプローチすることなため、保湿や美白、ニキビ軽減など特定の肌トラブルがある方にはおすすめです。
ただ、若干費用が高額になる傾向があるため注意が必要です。
4. 乳液・保湿クリーム
化粧水は肌に水分補給をする役割でしたが、乳液は補給した水分を閉じ込める役割を持っています。
つまり、乳液を使わなければ、せっかく補給した水分が逃げてしまい、十分に保湿できているとは言えないのです。
とはいえ、日中テカリが気になる「脂性肌」の人が、油分多めの乳液を使ってしまうと、さらなる肌トラブルへと繋がりかねません。
こういった場合は、油分少なめでサッパリ系の乳液を選ぶなど、肌質に合わせた柔軟な選択が必要です。
5. 日焼け止め
紫外線は、肌に多くのダメージを与えます。
シミやシワはもちろん、たるみを引き起こし、肌老化を招いてしまいます。
そのため、男性でも日焼け止めを使い、しっかりと対策していくべきなのです。
日焼け止めは3-4時間おきに塗り直すことがポイントなので、自分で塗り直しやすいタイプを選びましょう。
初心者が気にすべきスキンケアアイテム7つの選び方
男性用のスキンケアアイテムは、女性ものに比べたらまだまだ少ないです。
とはいえ、それでも種類が多くどれを選べば良いか迷ってしまうでしょう。
ここでは、初心者の方でも簡単なスキンケアアイテムの選び方を7つご紹介します。
1. 自分の肌質を理解する
スキンケアアイテムは、乳液のところでも解説した通り、自分の肌質に合わせて選んでいく必要があります。
- 乾燥肌の方は、保湿成分がたっぷり含まれたアイテム
- 脂性肌の方は、油分少なめのサッパリしたアイテム
のように、肌質に合わせて使うべきアイテムが変わってくるため、まずはしっかり自分の肌質を知るところから始めましょう。
簡単な肌質チェックの方法を以下を参考にしてみてください!
肌質 | 起床時のUゾーン(ほっぺ+あご)の状態 |
---|---|
普通肌 | べたつきも、カサつきも、ほとんどない。 |
乾燥肌 | 全体的にカサついている。 |
脂性肌 | 全体的にべたつき、カサつきはない。 |
混合肌 | べたつき部分が多いが、カサつきも少しある。 |
2. 自分の肌悩みに有効な成分に注目する
自分の肌質が理解できたら、自分の悩んでいる肌トラブルへのアプローチを考えていきましょう。
ニキビや乾燥など、自分の抱えている肌悩みに有効な成分が含まれている化粧品を選ぶことで、より短時間でモテ肌に近づけることができます。
代表的な肌トラブルとおすすめ成分を以下にまとめておきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
乾燥 | セミラド、コラーゲン、アミノ酸、ヒアルロン酸 |
エイジングケア | レチノール(ビタミンA)、アスタキサンチン |
毛穴の開き | ヒアルロン酸、ビタミンC誘導体、グリコール酸、サリチル酸 |
美白 | トラネキサム酸、アスコルビン酸 |
肌荒れ・ニキビ | グリチルリチン酸2K、サリチル酸、幹細胞、セラミド |
3. 肌に低刺激なアイテムを選ぶ
少しでも肌トラブルがある方は、前提として肌が刺激に弱いはずです。
そのため、パッケージなどに「低刺激」や「敏感肌用」のような表記がある化粧品を選ぶようにしましょう。
ちなみに、「アレルギー肌用」や「肌の弱い方用」という表現があった場合、化粧品の広告表示を帰省する法律で規制されている表現であるため、使用を控えた方が良いでしょう。
正しく広告表示ができていない化粧品は、その品質も疑う必要があります。
4. 使いやすさも重要
そもそもスキンケアは、毎日継続することが前提です。
そのため、化粧水や乳液、美容液など1つずつやるにはめんどくさいという方はには、オールインワン化粧品がおすすめです。
「オールインワン化粧品」は、化粧水・乳液・美容液が1つにまとまっているため、手間をかけず肌ケアをすることができます。
5. 自分の予算に見合ったアイテムを買う
スキンケアは、毎日欠かさず続けることで、少しずつ肌トラブルにアプローチしていきます。
そのため、継続できないほどの高額な化粧品などを購入するのはやめましょう。
継続が命です。
6. 年齢に応じて選ぶ
男性の肌は、年齢によって抱える肌トラブル・肌悩みには違いがあります。
例えば、10代であれば思春期ニキビや汗による皮脂詰まりといったトラブルが多く、それ以降は乾燥やしみ、シワ、たるみなど、その種類はさまざまです。
そのため、年齢に応じたエイジングケアも視野に入れつつ、化粧品を選んでいきましょう。
7. 男性向けのアイテムを選ぶ
男性の肌は女性の肌とは肌質からまるで異なります。
そのため、使うべき化粧品や成分にも違いが出てくるのです。
最近では、「男性向け」としてPRしているスキンケアブランドもありますので、ぜひ詳しくチェックしてみてください。
ツルツル肌を手に入れるにはスキンケアだけでは不十分
誤解されがちですが、モテ肌を手に入れるにはスキンケアだけでは不十分です。
スキンケアのような「アウターケア」だけでなく、体の内側から肌トラブルを直していく「インナーケア」も重要なポイントになります。
ここでは、さまざまな「インナーケア」の方法を簡単に紹介していますので、ご参考にしてください。
1. サプリメント
肌トラブルを生み出す要因の1つに「ビタミン不足」が挙げられます。
毎日規則正しくご飯を食べている方でも、1日に必要なビタミンをまかなえているかと言われれば断言はできないはずです。
そのため、サプリメントなどを活用し、効率的にビタミンを補給しましょう。
おすすめのビタミンは以下の通りです。
- ビタミンC:コラーゲンの生成やシミ予防の効果あり
- ビタミンB:皮膚のターンオーバーの促進、乾燥防止効果あり
- 亜鉛:皮膚の再生、薄毛防止効果あり
初めの方は、これら3種類のビタミンから始めてみると良いでしょう。
2. 生活習慣の見直し
肌悩みを改善したければ、夜更かしは厳禁です。
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、肌の再生を助けてくれる役割があります。
しかし、この成長ホルモンは夜12時から2時の間に最も多く分泌されるため、この間に就寝していないと恩恵を受けることができません。
他にも、油物は極力避けたり、糖分の多く含まれるジュースやお菓子は避けるなど、日常生活からの見直しが必要なのです。
3. 皮膚科
肌トラブルを最短で治したいのであれば、まず皮膚科に行きましょう。
市販で売られている化粧品や医薬部外品は、医師に処方される医薬品と比べると、効果がどうしても低くなってしまいます。
そのため、まずは皮膚の専門家に話を聞き、プロの視点からのアドバイスを参考にしましょう。
診察代や処方箋代はもちろんかかってしまいますが、肌への投資は惜しんではいけません。
メンズスキンケアの正しい方法を5ステップで紹介
必要なスキンケアアイテムがわかってもらえたところで、簡単なスキンケア方法についてご紹介します。
1. 洗顔
洗顔はスキンケアの命ですので、最も注意して行いましょう。
洗顔時に気をつけるべきポイントは以下の通りです。
- モコモコに泡立てる。
- 洗うときは優しく円を描くように。
- 30秒から1分以内に終わらせる。
- 髪の生え際や首など洗い残しが絶対にないように。
以上の点に注意して、正しく洗顔していきましょう。
2. 化粧水
洗顔が終わったら化粧水を使って水分補給をしていきます。
大体500円玉くらいの量が目安と言われていますが、各メーカの規定に従うようにしましょう。
少なすぎると十分な保湿効果が得られません。
塗るときは、ゴシゴシ擦ったり、パチパチ叩いたりは控えましょう。
優しく包み込むように塗ってあげるのがコツです。
3. 美容液
特定の肌悩みにアプローチする美容液は、「化粧水の後、乳液の前」に塗るのがおすすめです。
もちろん、「導入美容液」のように、スキンケアの一番初めに使うことで、その後の化粧品の浸透を促進するものもあるため、用途に合わせて柔軟に対応しましょう。
4. 乳液・保湿クリーム
化粧水を使って水分を補給したら、乳液を使ってしっかりと閉じ込めていきましょう。
特に「脂性肌」の方は、使いすぎに要注意です。
メーカーで定められた規定量を守り、適切に保湿するのがポイントです。
5. 日焼け止めorニキビ薬
乳液まで塗り終わったら、朝は日焼け止めを、夜はニキビ薬を最後の仕上げに塗っていきましょう。
日焼け止めは、効果が発揮されるまでに30分ほどかかるため、余裕を持って使うことがおすすめです。
処方箋のニキビ薬は、そのほとんどが紫外線に弱い性質を持っているため、医師の説明に従って、夜寝る前に使うように気をつけましょう。
おすすめ男性向けスキンケアアイテム5選
ここまでスキンケアアイテムの選び方やスキンケア方法について解説していきました。
ここでは、簡単に私がおすすめのアイテムを紹介します。
ただし、あくまで私のおすすめであるため、自分の肌質と相談することを忘れないようにしましょう。
1. 【洗顔】薬用石けん Non A.
薬用石けん Non A.
この石けんは、私が3年以上愛用しているおすすめの洗顔料です。
医薬部外品であるこちらの石けんは、何よりもモコモコできめ細かい泡立ちが特徴的!
消炎作用のある「甘草成分」や皮脂の抑制を促す「ダイズエキス」などが配合されています。
ニキビ肌の方に特におすすめです。
2. 【化粧水】オルビスミスター エッセンスローション
オルビスミスター エッセンスローション
この化粧水は私が高校生の頃に愛用していた万能化粧水です!
全ての肌質の方におすすめできる化粧水ですが、特に肌荒れに悩む方におすすめです。
ニキビや肌荒れの有効成分である「グリチルリチン酸ジカリウム」や肌にハリとツヤを与える「イチョウ葉エキス」を配合しています。
3. 【美容液】メラノCCMen 薬用集中保湿美容液
メラノCCMen 薬用集中保湿美容液
こちらも毎朝私が実際に使用している美容液です!
美白有効成分「活性型ビタミンC」と血行促進成分「ビタミンE誘導体」をWで配合。
2種類のビタミンが肌の角層に直接浸透するため、メラニンの抑制やシミの予防に役立ちます。
4. 【乳液】ニベアメン スキンコンディショナーバーム
ニベアメン スキンコンディショナーバーム
しっかりと潤いを与え、かさつきや肌荒れを防いでくれるメンズスキンケア王道の乳液です。
ノンアルコールタイプでヒリヒリ感がなく、塗った後もべたつき感がないため、非常に使いやすいのが特徴です。
5. 【日焼け止め】ニベアUV ディーププロテクト&ケアジェル
ニベアUV ディーププロテクト&ケアジェル
ウォータープルーフタイプであるため、水や汗に強く、運動をする男性にはおすすめの日焼け止めです。
また、ウォータープルーフタイプでは珍しい、石けんで落とせるタイプなので、使いやすさも抜群と言えます。
また、「金銀花エキス」や「真珠タンパク抽出液」といった美容成分も配合されているため、保湿効果も期待できるのもポイントです。
まとめ:今日の夜からでもスキンケアを始めよう
男性でもスキンケアが重要であることは理解していただけたと思います。
コロナウイルスが収束に向かいつつある中、マスク文化も徐々に今まで通りの生活に戻ってきつつあります。
今のうちから綺麗な肌を手に入れて、周りの男と差をつけましょう。
出会って最初の「3秒」が大事です。
その「3秒」を勝ち取りにいきましょう。